ニック
成形事業部 生産管理/部長
宮崎大学農学部を卒業後、地元では有名な進学塾の講師として小・中学生に数学と理科を指導。2年目からそれぞれの地区の代表で構成される部会に所属し、定期的に行われる志望校判定に重要な試験問題の作成も任される。
1. 所属部署のミッションと、ご自身が行っている仕事内容を教えてください
成形事業部としては、樹脂であれば何でも射出成形で対応できる技術力と知識が求められるため、それらをいかに効率よく安価に生産できるかを追い求めることが使命です。その中でも私の役割は、工場を円滑に運営していくこと。人・設備のトラブル対応や無駄な経費の削減などに尽力しながら、作業者のモチベーションをあげることにより、より良い工場へと近づけていくことに日々精進しています。
2. 仕事の中で、一番やりがいを感じることを教えてください
全くの未経験で入社した社員が、頼もしく成長してくれたときです。本当に一からのスタートなので、最初は一緒にやりながら覚えますが、次第に指示したことに対応できるようになり、さらに指示したこと以上に考えて動ける人材に成長していいきます。また、本当にできる社員は指示しようと思ったことをすでに自分で考えて行動するなど、何事も安心して任せられるような人物になっていきますが、このような社員を育てられたときが一番やりがいを感じます。
3. これまでの仕事で最も印象に残っている「挑戦」は何ですか?内容や結果も含めて教えてください
部署異動により赤字工場の再建を任されたことです。年度の途中から急に異動が決まったため、製品すらよく分からない状態でした。製品を覚えるところから始め、各工程の見直しや製品の流れ・各製品に対する原価と売値の把握等を実施。さらに、不採算の成形機の廃棄・売却、不採算の製品の返却・値上げ交渉、効率を考え工場全体のレイアウトの変更、作業者の作業内容の確認・変更・追加を行ったことで、その年度の最終月には単月で黒字を達成することができました。
4. 入社してから最も大きな「壁」はなんでしたか?また、それをどのように乗り越えましたか?
フジデノロの一員になる、ということです。FDMの場合、各個人としてではなく会社としてフジデノロに入ったため、そこから「フジデノロとは」というところを各々が受け入れていく必要がありました。そのため、それまでの甘い考えを捨てきれない人達が去っていく中、残る人達に今までの考え方を大きく変えることを自ら見せ、伝え、理解させることが必要でしいた。しかしながら、未だに残る全員がフジデノロの考えを理解し行動できておらず、まだ乗り越えられない大きな壁として立ちはだかっているため、1年数カ月経った今でも暗中模索の日々を送っています。
5. 今後フジデノロでどのように成長していきたいですか?目標や夢があれば教えてください
周りの環境や状況に左右されず、採算の取れる工場にしたいと思っています。そこから、次のステップとして射出成形だけに囚われず、いろいろな生産技法や加工を増やし、この会社に頼めばだいたいのことは何でも対応できるという工場にしていきたいです。働く人にとっても会社内での選択肢を増やし、様々な経験が積め、他社よりも従業員個人にメリットが出る会社を目指します。