Y.K.
事業開発本部 執行役員 副本部長
慶應義塾大学工学部を卒業し、大阪大学で生産加工工学の学位を取得。1984年から株式会社東芝 研究開発センターでイメージセンサ等の特殊実装技術の研究・開発を行う。その後、米国ヒューレット・パッカードでマイクロマシンの研究・開発。オリンパス株式会社で新しい診断・治療技術の研究・開発を指揮統括を行い、2021年にフジデノロに入社。工学博士。エレクトロニクス実装学会元理事。
1. フジデノロに入社した理由について教えてください
前職を定年退社するタイミングで、これまでの経験やスキルが活かせる仕事を探していたところ、転職を斡旋する会社からフジデノロの紹介を受けました。社長の「医療関連の分野において、世の中に貢献できる自社製品を出したい」という強い思いに共感。大きな組織であればあるほど新しいアイデアを実現することが困難であるという経験から、急成長中の会社であることにも魅力を感じて入社を決めました。
2. 所属部署のミッションと、ご自身が行っている仕事内容を教えてください
全社ビジョン「2023年度末には自社開発製品の売上が20億円に達しているとともに、フジデノロが世界的に知名度・ブランド力のある企業となっている」を実現するためのビジネスの種を蒔くことが事業開発本部のミッションです。これを達成するために、心と体の健康を促進し、より豊かで安全・安心な生活を実現するための新しい価値を創造し、商品として継続的に人々に届けることができる組織を創ることが自身の役割だと考えています。
3. 「この仕事をやっていてよかった」と思う瞬間はどんなときですか。その理由もお答えください
これまでは、研究・開発のような上流に近い仕事が主であったため、その要素技術が製品に搭載されることはあっても、最終製品として世の中に出ていくのを見る経験はあまりありませんでした。最初のマーケティング・企画段階から携わり、開発・立上げに苦労して、最終製品までが完成した時、そしてその出荷を事業開発本部のメンバーといっしょに喜べる時に「この仕事をやっていて良かった」と感じています。
4. これから仕事で新たに挑戦したいことについて教えてください
事業開発本部のミッションでもある自社開発製品の拡充を通じて「〇〇のフジデノロ」と言われるような、ヒット商品を生み出したい。ブランドを顧客に認知してもらうことは確かに難しいが、これができれば、性能や価格だけでなく、第3の武器を手にすることができる。また、これまでのキャリアでは、ほぼ「もの」売りのみに携わってきたが、今後は「こと」売りにも挑戦していきたいです。
5. 「フジデノロで働いて良かった」と思う瞬間はどんなときですか。その理由もお答えください
大企業では、良くも悪くも分業・分担が進んでおり、研究・開発のような上流の組織に属していると、営業の最前線にいる人たちや、顧客に直に接することはほとんどありません。フジデノロの事業開発本部では1つのテーブルに、企画、営業、設計、開発、製造の責任者が集まることができ、その場で議論することができる。これは、現場に近い声が直に聴けるという魅力に加えて、意思決定の速さにつながると考えています。